ケアティスは、健康な口腔を保つための商品開発やサービス提供に取り組んでいます。
自社製品・サービス | |
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■虫歯■ |
○検出培地 |
■歯周病■ |
○簡易検査キット(呈色・蛍光) ○遺伝子検出 ○培養検査キット ○イムノクロマトグラフィー ●予防・治療薬(既製品) 歯垢・歯石付着軽減 OTC、漢方 |
■カンジダ■ 口腔カンジダ病 |
○簡易検査キット(蛍光) ○遺伝子検出 ○検出培地 ○イムノクロマトグラフィー ●予防・治療薬(既製品) OTC、漢方 |
まず、歯や口の機能とは、どの様なものでしょうか?
以下は、厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイトから引用させていただきました。
A. 歯・口の機能
1. 咀嚼
歯で食物を咬み、飲み込む(嚥下)という一連の動作をいいます
2. 味覚
動物の五感の一つで、基本味として、甘未・酸味・塩味・苦味・うま味の5つが位置付けられています。
3. 唾液
a. 咀嚼・嚥下の補助作用
強い粘性があり、食物を湿らし、塊にしやすくして咀嚼と嚥下をしやすくする効果があります。
b. 溶媒作用
食物中の味物質が唾液中に溶けて味蕾の受容体(レセプター)が反応するのを助けます。
c. 洗浄作用
食物中の繊維物質を咬むことで、口腔内は機械的に清掃されます(自浄)。
d. 化学的消化作用
唾液中のα‐アミラーゼがデンプンを麦芽糖に分解します。
e. 歯や粘膜の保護作用
唾液タンパクに覆われていることで、歯の表面は摩耗したり脱灰することから守られ、
口腔粘液は感染や 機械的な損傷から守られます。
f. 緩衝作用
急激な酸性やアルカリ性に変化しないよう中和し、歯垢のpHが酸性に傾き脱灰するのを抑えます。
g. 抗菌作用
唾液中には、細菌の活動を抑える様々な物質が含まれます。
h. 歯の再石灰化作用
脱灰された歯質の再石灰化を促します。
i. 発がん性・変異原生抑制作用
発がん性・変異原生を抑制する作用があります。
4. 発音と発語
言葉は、声と口元や顔の表情とともに発せられます(発語)。
声は、声帯が振動し音が発せられ、歯・顎・骨・口唇・舌の形態や機能によって作られます。
特に心身の活力が低下している高齢者の方々に気を付けていただきたいことが地方独立行政法人総合病院国保旭中央病院に紹介されていますので、引用させていただきます。
B. 高齢者のケア
1. 口腔ケアとは
口腔の疾病予防、健康の保持増進、リハビリテーション(機能回復のための訓練)により、
クオリティ・オブ・ライフ(QOL)の向上を目指した科学であり技術といえます。
2. 口腔ケアの一般的な方法
a. 含嗽法(洗口法)
b. 歯みがき法
c. 口腔清拭法(スポンジブラシなど)
3. 高齢者の口腔ケア
「残った歯」と「義歯」と「粘膜」の管理とも言い換えられます。
4. 口腔ケアをしないとどうなりますか?
① 局所的問題が発生(口腔の機能低下や疾病の発生・悪化)
a. 食物が食べにくなります。
b. 虫歯ができます(悪化します)。
c. 歯周病(歯槽のう漏症)になります(悪化します)。
d. 歯や歯肉に疼痛や出血がみられるようになります。
e. 口臭が強くなります
f. 口腔粘膜や口唇が乾燥して切れたり出血したりします。
g. 爽快感が欠如して気持ちが悪くなります。
② 全身に影響を与える
嚥下反射、舌の運動、咳反射の低下により就眠中に口腔や咽頭に生息する細菌が唾液とともに
肺に侵入する機会の増加や異物を排除する
呼吸器粘膜上皮の繊毛の活動の低下の結果生じる
肺炎を誤嚥性肺炎と言います。
要介護者に対し適切な口腔ケアを徹底して行うことで呼吸器感染症が軽減することが証明されています。
③ 介護する視点から
a. 食事の時間が長くなります。
b. 食物の形態を変える必要に迫られ、調理に手間がかかります。
c. 息が臭くなります。
d. よく発熱するようになります。
e. 「おいしく食べられない」ようになります。
5.カンジダについて
① カンジダの特徴
本来カンジダは非病原性です。増えると肉眼では白い豆腐のかすのようなものに見えます。
カンジダ菌は弱酸性を好みます。
② カンジダ症の誘引
年齢(高齢者、新生児等)
局所的要因(不適当な義歯、歯の欠如、口腔粘膜病変)
全身的要因(栄養状態、白血病、糖尿病、免疫不全な状態、その他)
薬物的要因(抗生物質、副腎皮質ホルモン剤、抗癌剤)
③ 口腔との関係
口腔内の清潔度と口腔内のカンジダとの間には相関関係があります。
④ 口腔のカンジダ症の対策
局所的
口腔の環境を整える
口腔の中を弱アルカリ性にするために、2%重曹水でよくうがいする。
カンジダの嫌いな環境にする。
全身的
病気を克服し体力をつける。
抗真菌剤を服用する。
6.唾液の働きについて
① 唾液が減少すると、自浄作用が弱まります 。
② 唾液が減少すると口腔は乾燥しヒリヒリ感(灼熱感)が出現したり、
自浄作用がが弱くなるので虫歯、歯槽のう漏になり易くなります。
③ 唾液の分泌を抑制する可能性のある薬があります。長期にわたり薬を服用し口腔乾燥感を感じている方は
担当医に相談したり、よくうがいをして
口腔内をきれいにするよう心がけてください。
7. 口腔ケアの頻度は
起床時、毎食後及び就寝前に行うのが理想です。
最低限就寝前には行うよう徹底するようにしましょう。
オーラルフレイルとは
噛んだり、飲み込んだり、話したりするための口腔機能が衰えることを指し、早期の重要な老化のサインとされています。
予防のための身近な対策 日本歯科医師会のホームページを紹介させていただきます。
是非、ご覧になって試してみて下さい。
口腔体操
1. お口・舌の動きをスムーズにする
2. 飲み込むパワーをつける
3. 噛むパワーをつける
4. 滑舌をよくする
5. 舌のパワーをつける
C. 唾液で分かる病気
適切な検査キットを使用することにより、Ⅰ~Ⅲの状況を知ることができます。
Ⅰ. 歯の健康・歯ぐきの健康・口腔清潔度
健康な口内環境のためのポイント
・虫歯菌
虫歯菌が多いと、歯の表面に歯垢(プラーク)が付着しやすく、歯の健康を損なうことが知られています。
・酸性度(口腔内のpH)
唾液の酸性度が高いと、口腔内の環境は酸性になり、歯質が脱灰しやすいことが知られています。
・緩衝能
唾液には虫歯菌や食物由来の酸を中和する機能(緩衝能)があります。
・白血球
歯と歯茎の境目(歯周ポケット)で細菌や異物が増加すると、唾液中の白血球が増加することが
知られています。
・タンパク質
口腔内の細菌や、歯と歯茎の間にある歯垢(プラーク)の影響により、唾液中のタンパク質が
増加することが知られています。
・アンモニア
口腔内の細菌数が多いと、唾液中のアンモニアが多くなり、口臭等の原因になると言われています。
Ⅱ. サリバチェッカー
・口腔がん・肺がん・大腸がん・膵臓がん・乳がん(男女共通)
Ⅲ. ストレス疲労度合い
最後に、ケアティスの現在の主要テーマである歯周病への取り組みもご覧ください